火の神 ヒヌカン

沖縄でも本土でも台所やかまどの近くに火の神を奉る風習は同じである。もっとも沖縄で火の神の存在を知ったのは、つい最近である。その家の主が亡くなり代が代わる時に、火の神も新しいものと変える習慣を見た時に初めて火の神の存在を知った。沖縄の言葉ではヒヌカンという。生活スタイルの変わった今の時代ではもう廃れてしまった風習であるが、沖縄の離島伊是名ではまだ厳然とこの風習は生きていた。多摩地方の農家の火の神は小金井公園にある江戸東京たてもの園で見たものである。そして伊是名のヒヌカンは実際に生活の中で奉られているものである。香炉状の容器の中には灰あるいは海砂が入っている。古い代のヒヌカンは海岸で海に流される。

伊是名のヒヌカン


古宇利島 火ヌ神

沖縄の火の神
台所に祀られている家の神で火ヌ神(ヒヌカン)、火ヌ神加那志(ヒヌカンカナシ)、御三つ物(ウミチムン)などと呼ばれ、その家の主婦が祀る。火ヌ神を御三つ物というのは、三個の石で三角形に並べかまどに見立てた事からいう。その他にウカマ神、ピナカン、ヤヌカンなどと地方によって呼び方が異なっている。
旧暦の12月24日は御願解(ウグヮンブトゥチ)という行事にはヒヌカンが昇天し、家族の一年間の出来事を玉皇大帝に報告し旧1月4日に下天するという。御願解とは今年一年の無事息災を感謝して祈願を解く日である。

東京多摩のかまどの上の火の神

川崎民家園 荒神

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